最安値の解体費用の解体業者に頼んで危なくないのか解説する
今回は、最安値の解体費用の解体業者に依頼してしまうと、危なくないのか?を解説します。
そもそもなぜ安いのか?
解体費用は、業者によって、価格に差があります。それはなぜでしょうか?なぜ安いのと、高いのがあるのか。
それは、
・多くもうけようと、高く価格を設定している
・仕事がほしいから、費用をけずっと価格を出している
という大きく分けると、この2点が含まれていると思います。
どちらにもデメリットがあり、特に一番安い解体業者に依頼してしまうと、とんでもない部分の費用をけずっていて、あとで損をするケースがあります。
そうならないために、当サイトでは最安値の解体お見積もりは避けるという提案をしています。
最安値の解体費用は危険の元
最安値の解体費用で頼んでしまうのは、危険です。解体工事は、依頼してから色々作業をやってもらいます。
したがって、費用が安いからと手を抜くことができてしまいます。
だからこそ、ある程度の価格帯に頼むのが結果的に得する場合が多いのです。
最安値が危険な理由
ここでは最安値が危険な理由をご紹介します。
1、ほんとうに必要な費用を削ってしまう
たとえば、解体したガレキなどの処分費用や作業人員の人件費。これらを削ってしまうことで、解体費用は安くなります。
ただし、依頼主があとで損をします。
ガレキの処分費用をけずるということは、そのまま解体した土地にガレキの一部を埋める業者がいます。また、解体会社の事務所敷地に未処分のガレキとして放置するケースもあります。
ほかに、作業人員をけずるということで、解体期間が伸びたり、いつまでも解体してしまうことで、近隣にご迷惑をかけてしまうケースもあります。
2、手抜き解体をしてしまう
解体工事は細部まで段取りを綿密におこなうことで、トラブルや損害をへらす作業です。これらをいい加減にしてしまうと、どんなトラブルがあとから起きるか分かりません。
安い見積もりを出した業者は、「安いんだからこれくらい我慢しろ」「そんなに綿密に工事できない」と、ある種手抜きの解体工事をしてしまいます。ほとんどそういうケースが多いです。
手抜き工事をやられると、さまざまなトラブルが起き、損害があとから生まれます。
1つは、解体ゴミが地中深く埋められていて、それを取り出すのに後で追加費用がかかったケース。
もう1つは、解体作業中に新しく解体する物が見つかったということで、追加で費用を請求されるケース。
(こういうのも事前にしっかり現場確認していれば最初から分かる場合も多い)
だいたいこういう安くお見積りを出す業者は契約書を交わしたりしませんので、あとから平気で前言を撤回します。
費用を出さなければ、それらは放置されて工事終了。結局、誰かに頼まないといけないので、同じ業者に頼むのか、新しく業者を探すのか。
どちらにせよ、費用が多くかかります。こういうケースをよく耳にします。
3、技術を満足に持たない業者に依頼をしてしまう
2に関連するのですが、技術がないのに解体の依頼は受ける業者もいます。ちょっと難しい解体工事なのに、仕事が欲しいがために、無理して受けます。
しかし、やっぱり出来ないとなり、他のできる部分だけ工事して終了。結局のその難しい解体工事は、別の業者に高い値段でお願いすることになります。
結局、難しい工事は最初からやるつもりなかったみたいで、合計金額を安くするため、その難しい工事を安くして、簡単な工事は普通の値段で出していました。
このような業者も実際にいます。
ホームページを見て解体業者の見分ける方法
解体工事業者を見分けるには、まず公共工事の入札している業者がどうか?です。公共工事をしている業者は、何かあったら、公共工事の入札に響きかねません。ですので、言ったのにやらないとか、納期が遅れるとか、基本的に無茶なことはやりません。
ここでは、それ以外に、ホームページだけを見て解体業者を見分ける方法をまとめます。
事例が嘘の場合がある
解体会社のホームページには、解体実績や事例などが掲載されています。それが嘘の場合があります。他社のホームページの画像を流用している会社もあります。
それらはじっくり見れば分かる場合もあります。たとえば、解体現場の場所が都内某所みたいにあいまいに書かれてあったり、現場写真が数枚しかなかったりすると、あやしいです。
さらに、社長やスタッフさんの名前や顔写真などが掲載されていない場合、かなりあやしいです。注意しましょう。
安い工事だと下請け業者に丸投げする場合がある
売上を上げたい解体会社は下請け会社に依頼したりします。その際、中には、下請け会社に丸投げして、自分たちは何もしないケースもあります。
それらを見分けるには、ホームページに掲載されている写真に映る重機に注目してみましょう。それらに解体会社の社名が記載されていれば、自社でおこなっている解体工事です。記載されていなければ、下請けに投げている可能性があります。
ほかに、解体会社があまり工事に関する知識が乏しい場合は、下請けに投げているケースがあります。
解体工事の流れに詳しい記述はあるか
解体工事の会社は、だいたい取引がいい加減な会社が多いです。たとえば、契約書を交わさなかったり、現場確認をしなかったりします。
これは追加料金があったりした場合、損をするのは依頼主になりがちです。必ず追加料金があるのかないのか、契約書にはっきりと明記させましょう。
契約書があったとしても、逃げる会社もあります。
必ず住所や公共工事の入札の有無や解体業許可の有無や、創業して何年か?なども確認しておき、最後までしっかりやってくれる業者かどうか確認しておけば安心です。
解体費用は、相見積もりをするべき
解体の相場が分からない場合、相見積もりをするべきです。相見積もりしたら、複数の価格のなかで、ちょうど真ん中くらいの業者に依頼をします。
これは公共工事で、安全でかつ安心できる最適な価格の工事業者に依頼するときに使われている手法で、非常にトラブルが少ないと言われています。
中間値をとるという手法
高すぎる工事価格は、ダメです。一方、安すぎる工事価格も、安心できません。そういう時は、中間の工事価格を選びます。相場が分からない時は、なおさらこの手法です。
これによって、専門知識がない分野でも、ある程度、失敗しないで業者を選ぶことができます。
費用だけで選ぶと、痛い目を合うことになります。
相見積もりで、相場を知る
相見積もりをしないで、相場を知ることはなかなかできません。相場を知らないで、専門知識もないなら、相見積もりも一つの方法です。
ただし、解体のポータルサイトを使うのは止めましょう。解体ポータルサイトを使うと、必ず10〜20%のマージン手数料が上乗せされています。
そんな状況で、相場を知るのは不可能です。
同じ価格でも直接依頼するのと、解体ポータルサイト経由で依頼するのとでは、手抜き工事になるか、しっかり工事してくれるか。それくらい異なります。
相見積もりするなら、直接、解体会社のサイトから、3社以上にしてみます。
相見積もりに、解体ポータルサイトは避ける
解体ポータルサイトにも良さはあると思いますが、相場を知るにあたって、利用するのは避けましょう。
まとめ
今回は、最安値の解体費用の解体業者に依頼してしまうと、危なくないのか?を解説しました。